2015年08月17日

交通安全教室の横断歩道指導で運転手へのお礼を教えるべきではない

先日の伊香保グリーン牧場前横断歩道映像の記事の続きのような記事です。群馬県警および県内の教育関係者にご一読いただければ幸いです。

今朝、ふと思い立って「伊香保 横断歩道」でGoogle検索してみたところYoutubeの動画pageが最上位だったので少し気を良くしながら検索結果を下に向かって辿ってみたところ、次のpageが目に留まりました。
交通安全教室(伊香保小学校blog)
小学校ではよくある行事。低学年向けには横断歩道指導が行われたようですが、次の記述が非常に気になりました。
手のあげ方から、止まってくれた運転手の方へのお礼の仕方までしっかり学習したことを守って渡りきることができました。
※強調は私によります。

最初に感じたことは「ああ、やはり手を挙げるのだな」ということ。言うまでもなく、道交法38条により(無信号)横断歩道を渡ろうとする歩行者が存在するときは、挙手の有無にかかわらず車両は横断歩道直前(または停止線直前)で停まらなければなりません。つまり本来は歩行者の挙手など不要であり、ましてや義務でもないわけですが、身体の小さい小学校低学年の存在を目立たせるという意味で挙手には意義があるかも知れないので、この点は良しとしましょう。

しかし、「運転手へのお礼を教えた」と思われる件は問題だと思います。何故なら、運転手が一時停止するのは当たり前かつ法的義務であり、お礼を言われる筋合いはないからです。もちろん、教育的一般論からは「何かしてもらったときにお礼をする」のは悪いことではなくむしろ良いことなので、小学生に敢えて「お礼をするな」と言う必要はありません。しかし、将来ドライバーになる可能性が高い小学生に「お礼をしよう」と指導すると、「運転手がこの状況で停まるのは良いことである」という誤った理解につながるおそれがあると思います。「良いこと」ではなく「義務」ですからね! のみならず、群馬県伊香保地区の現役のドライバーたちにもそのような悪影響が懸念されます。

以上の理由により、私は交通安全教室の横断歩道指導で運転手へのお礼を教えるべきではないと思います。お礼には一切触れずに指導すべきでしょう。
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2015年08月14日

横断歩道映像(群馬県渋川市内)150812

先日、群馬県の伊香保温泉界隈に行った際に撮影した無信号横断歩道の動画をUPしました。撮影場所は群馬県渋川市の県道33号の伊香保グリーン牧場前です。

※撮影者周辺の人の話し声をカットするため無音にしてあります。

この20秒余りのシーンの中に、道路交通法第38条1項を守らない(or 守れない)ドライバーの存在が少なくとも10名は確認できます。首都圏よりも違反者の割合が多い印象ですが、理由は地方(田舎)だからでしょうか? それともこの道路がかなり重要な幹線道路だからでしょうか? いずれにしても、この場所で法律に違反してまで急いだところで、どうせ伊香保温泉中心部や渋川市市街地の渋滞で減速せざるを得ない可能性大なのですが……(特に夏のこの時期は)。

群馬県警の関係者の皆さん、もしもこの動画をご覧になっていたら取締りをおすすめします。
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2013年05月10日

船橋市国道14号無信号横断歩道で死亡事故

タイトル通りの事故のニュースです。

小2女児はねられ死亡 千葉・船橋の国道(日経)
 9日午後5時40分ごろ、千葉県船橋市西船5の国道14号で、乗用車が横断歩道を渡っていた近くの小学2年、神谷桃花さん(7)をはねた。神谷さんは病院に運ばれたが、死亡が確認された。

 県警船橋署は、乗用車を運転していた自称左官の淋裕容疑者(23)=さいたま市見沼区蓮沼=を自動車運転過失傷害の疑いで現行犯逮捕した。容疑を同致死に切り替え、詳しい原因を調べる。

 船橋署によると、現場は片側1車線の見通しのいい直線で、信号機はなかった。神谷さんは友人と歩いていた。〔共同〕


住所からこの交差点(Googleストリートビュー)と特定できます。ちなみに少し場所を移動すれば菱形道路標示もちゃんと存在することを確認できます。

車両が横断歩道に接近する際は「歩行者が横断するかもしれない」と思って運転して欲しい、としか言いようがありません。
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2013年04月02日

秋田市の横断歩道動画(車視点)

秋田市の無信号横断歩道動画をYoutubeに継続的にアップなさっている方については、以前こちらの記事で紹介しました。動画総数が現時点で129になっています。頭が下がります。

129のうちの殆どが歩行者目線からの撮影ですが、車視点からの動画も若干あります。そのうちの1つ(先月にUP)を貼っておきます。


横断しようとする歩行者が居る横断歩道。撮影者の車がちゃんと止まっているのに、対向車は悉く止まりません。秋田県の自動車教習は正しくなされているのか?という疑問さえ抱いてしまいますが、おそらく教習には問題なく、秋田市のドライバーの交通意識と遵法意識の問題なのでしょう。なお、撮影場所はどうやらここのようです。秋田駅至近で交通量が多目の場所。もちろん交通量の多さは止まらない理由にはなりません。
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2013年03月29日

警視庁が横断歩道歩行者優先取締強化か?

今日のNHKニュースから。

横断歩道は歩行者優先 取締り強化へ
信号機のない横断歩道で、歩行者が車にはねられて死亡する事故が去年、都内で相次いだことから、警視庁は歩行者優先のルールをドライバーに徹底するとともに、悪質な違反者への取締りを強めることにしています。

東京都内では、去年1年間に信号機のない横断歩道を渡っていた歩行者が、一時停止や徐行をしない車にはねられる事故が相次ぎ、小学生と高齢者合わせて4人が死亡しました。
見通しのよくない交差点の手前の道路上には、前方に横断歩道があることを示す白いひし形のマークが書かれていますが、警視庁が今月、ドライバーを対象に行ったアンケートでは、「マークの意味を知らない」と答えた人が7割以上を占めていました。
また、信号機のない横断歩道を渡ろうとする歩行者がいても、「必ずしも止まらない」と答えた人が3割いたということです。
都内には信号機のない横断歩道がおよそ6万か所あることから、警視庁は運転免許の講習などを通じて、横断歩道では歩行者が最優先というルールを改めて徹底するとともに、ルールを守らない悪質なドライバーは検挙するなど取り締まりを強めることにしています。


このニュースで一番驚いたことは、何と言っても菱形マークの意味を知らない人が7割以上居るということ。道路標示も知らずによく運転できるなあ。「免許を返上しろ」と言いたくなりますし、免許更新時にもっと厳しいテストを課すとかしても良いのではないかと思ってしまいます。

ともかく、警視庁にはしっかりと取締強化を実行して欲しいところ。更にこの流れが全国的に波及していくことを望みます。
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2012年10月15日

栃木の通学路横断歩道動画(ニコニコ)

2chの車板の横断歩道スレッドにニコニコ動画のURLが貼られていたので、ここでも紹介しておきましょう。

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2012年10月04日

天理市の横断歩道轢き逃げ事件

無信号横断歩道での交通事故のニュースが最近特に目立つと感じています。以下のニュースは轢き逃げ事件でもあるため、特に悪質だと感じます。

ひき逃げ:小4はねられ重体 奈 良・天理の国道(毎日新聞)

3日午後8時45分ごろ、奈良県天理市石上町の国道169号交差点を近くの 小学4年生、前川聖(しょう)君(1 0)が横断中、左から来た車にはねられ た。車は逃げ、前川君は頭などを強く打 ち、意識不明の重体。県警天理署はひき 逃げ事件として捜査している。

同署によると、現場は信号機がない交 差点。前川君は当時、同じ小学校の男児 と一緒で、星を見るために近くの空き地 に行く途中だったという。男児らの話で は、黒っぽい車が前川君をはねた後、そ のまま進行方向へ逃走したという。


被害者の回復と犯人逮捕を心から念願します。

【後刻追記】容疑者が逮捕されたようです。
<ひき逃げ容疑>天理で小4重体 近くのパート従業員逮捕
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2012年10月01日

横断歩道映像121001

今朝の8:30頃と11:00頃にいつもの横断歩道前を通りかかったので撮影しました。例によって歩きながら携電での撮影なので、低画質かつブレブレですが。



8:30頃の映像では、日立グループ企業への出勤途中と思われる多数の歩行者が横断歩道での優先通行権を侵害されています。
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2012年09月29日

高島平の小2死亡事故

既に昨日のニュースなので旧聞に属しますが、典型的な無信号横断歩道の事故です。
交通事故:小2はねられ死亡 登校中オートバイに−−板橋 /東京(毎日新聞)
 28日午前7時55分ごろ、板橋区高島平2の区道交差点で、横断歩道を渡っていた同区徳丸8、高島第二小学校2年、崎山穂香さん(8)が中型オートバイにはねられ、崎山さんは頭を強く打って死亡した。高島平署はオートバイを運転していた近くの会社員、高野遼容疑者(23)を自動車運転過失傷害容疑で現行犯逮捕し、同過失致死容疑に切り替えて事故原因を調べている。

 高島平署によると、現場の横断歩道に信号機はなかった。崎山さんは登校途中だったという。


事故現場である板橋区高島平2の交差点のGoogle mapも貼っておきましょう。

何度でも書きますが、無信号横断歩道は車両にとってほぼ赤信号同然(例外は歩行者がいないことが明らかな場合のみ)です。この事故の場合は典型的な通学路なので、速度制限の強化 or 取締り徹底も望まれるところでしょう。
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2012年09月24日

横断歩道映像120924

今朝の9時30分頃、いつもの横浜市戸塚区吉田町の日立テクノパーク前の横断歩道前を通りかかったところ(私は横断していませんが)、横断待ち歩行者がいるにもかかわらず、約5秒の間に2台の商用車が停止も減速もせずに通過する場面を撮影できました。



なお、車の持ち主と思われる企業は青木建材店(横浜市南区井土ヶ谷下町41-10にある企業)とジャパンビバレッジです。
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2012年09月21日

無信号横断歩道での悪質事故ニュース

当ブログの現在のテーマにピッタリ合致するニュースです。

中野区でブレーキ踏まず女性はねた運転手を危険運転致傷で送検(FNN)
東京・中野区で19日、トラック運転手の男が、横断歩道を渡っていた81歳の女性に対し、何度もクラクションを鳴らしたうえ、ブレーキを踏まず女性をはねて、現行犯逮捕された。
男は「配送時間に遅れていて急いでいた」と供述している。


映像から判断して、該当の横断歩道はここのようです。

容疑者が事前にこのブログを見ていれば、ひょっとしたら事故(と言うより事件と呼ぶ方が相応しいでしょうか)が防げたかも知れないと考えると残念です。「横断者もしくは横断しようとする者がいないことが明らかな場合を除き、無信号横断歩道は車両にとって赤信号と同じ」であることをドライバーの皆さんは再確認しましょう。
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2012年09月17日

横断歩道報告120915

今回の報告は、私自身が横断歩道を渡った件ではありませんが、結構印象に残ったので、書きます。特に神奈川県藤沢市内を通行する機会があるドライバーは是非注目を。

9月15日(土)の16時30分頃、仕事で同僚が運転する車に同乗していました。神奈川県藤沢市藤沢のダイエー前の無信号横断歩道にさしかかると、右側の横断歩道脇で女性が自転車から下りた状態で待っていました。言うまでもなく道交法第38条により車両には一時停止義務が発生している状況です。運転する同僚は当然のように横断歩道手前で停車しました。ところが、対向車が止まらない止まらない。少なくとも6台は歩行者を無視して通過していきました。まさかこうなるとは思わなかったので、動画撮影等の態勢がとれなかったのが少々悔やまれます。こちらの車には私を含めて4人が乗っていましたが、皆が口々に「何で止まらないんだよ」「止まれよ」と叫んでいましたが、対向車のドライバーには残念ながら届きません。ようやく対向車の一台が止まったタイミングで、歩行者は横断することができました。歩行者はこちらの車に向かって会釈をしながら横断しましたが、これも本来はおかしな話で、無信号横断歩道では法的に歩行者は絶対優先なので礼など不要なはずです。

それにしても、簡単な法律を守れないドライバーが多いものです。私が歩行者としてよく通行する横断歩道よりも酷いかも知れません。藤沢市内での横断歩道でも“活動”したくなってきましたが、仕事中にしか通りかからない場所なので難しいかな。

ところで、私が勤める会社の部署の同僚はみな遵法意識を持っていることが判明し、ちょっと感心したというか見直したというか…… でも冷静に考えると、他人の法的権利(この場合は歩行者の優先横断権)を侵害しないのは法治国家の国民として当たり前なので、感心するほどのことではありませんよねえ。
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2012年09月07日

横断歩道映像120907

今朝、いつもの横断歩道前を通行しました。相変わらず道路交通法第38条を遵守しない車両は後を絶ちません。

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2012年09月02日

横断歩道活動報告120831(やや過激)

いつもの横断歩道での活動報告を。今回の内容は少々ハードです。

8月31日(金)の夜、件の横断歩道に橋の方から歩いて近づくと、複数の車が行き交う状態でした。夜とはいえ、横断歩道に近づく人影が見えないことはないと思いますが、残念なことに減速徐行しようとする車はいません。右から走ってきた最初の一台はあまりに近すぎたのでパスした直後、それに続く車の前に躊躇なく一歩を踏み出しました。このときは若干危険な距離だったので「止まれ!」と大声で叫びながら。その車は慌て気味にハンドルを若干右に切りながら急停車。横断歩道上で停止しました。車が横断歩道の手前で停止できなかったということは、道交法38条違反であることの明確な証拠です。その直後に対向車線の方から1台のタクシーがスピードを上げて横断歩道を通過していきました(これももちろん違法走行)。タクシーの後ろから更に原付と乗用車が一台ずつ近づいてきたので、タクシーに続いてスルーされてはならないと思った私は、とっさに原付の方に向かって「止まれ!横断歩道だぞ!」と叫びました。「危険な歩行者がいるぞ」というアピールのつもりでしたが、ひょっとしたらこれは余計だったかも知れません。

横断歩道上での出来事は前段落で終了ですが、今回は続きがあります。横断歩道上に急停車した車は、発車して少しだけ進んだ場所で止まった後、ドライバーが窓を開けて私に向かって「おい、死にたいのか、ボケ!」と、正に典型的な若いチンピラ風の口調で怒鳴ってきました。余りにも絵に描いたような状況に、私は愉快さ40%道交法違反への憤り50%警戒心10%の心理状態の中、即座にドライバーに向かって「法律違反をするな! それだけだ!」と簡潔に怒鳴り返しました。車はそれ以上何も返さずに走り去りました。

以上の私の行動については、非常識だと思う人が多いでしょう。私もそう思います。万一のトラブルを回避するため、今後はこのような状況では自粛する予定です。ただ、私の行動は道交法というルールに照らす限りは何の問題もないことは間違いないはずです。

ところで、視界が良くない夜に歩行者を見落とすのは仕方ないではないか、と思う人がいるかも知れませんが、ぜひ道交法38条の再読を。横断しようとする歩行者等がないことが明らかな場合を除き、横断歩道等の直前で停止することができるような速度で進行しなければなりません。つまり、見通しが悪いならば横断歩道に近づくときに徐行しろ、ということです。歩行者がいないことが明らかではない無信号横断歩道は赤信号とほぼ同じだよ、ということを改めてフォントを大にして確認しておきます。

最後に、上記の出来事について一つ補足を。私に罵声を浴びせたドライバーよりも、タクシー運転手の方に私はより強い憤りを覚えます。既に横断歩道上に停止している車があり、かつ横断歩行者の存在が明らかな状況にもかかわらずスピードを上げて走り去ったからです。こんな車両が存在すると、対向車線側の車が正しく止まったために渡り始めた歩行者が事故に遭ってしまう危険があります。
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2012年09月01日

横断歩道映像集(?)紹介

前エントリでは私が撮影した粗い横断歩道動画を貼りましたが、今回は他の方の動画を紹介しましょう。どうやら秋田市の方のようです。YouTubeに現時点で40本もの動画をUPなさっています。いずれも高画質です。ここではそのうちの2つを貼っておきます。

1つ目。横断歩道で止まらない道交法38条違反車が複数行き交う中を、撮影者自身が強引に渡ったところ(とは言ってももちろん優先的に渡る権利は歩行者にあるんですよ!!)、タクシーにぶつかってしまいました。それにしても酷いタクシーです。撮影者さんがこの後どうなったか、少し気になるところです。ちなみに、この動画の横断歩道の場所はどうやらここのようです。


2つ目。横断待ちの人(たぶん中高年女性)が居る状況で、24秒間に8台もの道交法38条違反車両が確認できます。私が住んでいる首都圏ですら横断歩道で正しく止まらない人が多いのですから、住民の車への依存度がより高い秋田では尚更ではないかと推測します。


上の2つの動画以外にも、興味深い映像がたくさんUPされています。チャンネルへのリンクも貼っておきましょう。撮影者自身が車が行き交う横断歩道を渡りながら撮影した動画が多いようです。ところで、それらの動画を見て「撮影者はイタい人だな」と感じる人が居るかも知れません。歩行者のいる無信号横断歩道で止まらない違法ドライバーの方がおそらく多数派な社会に住んでいるのですから、ある意味常識的な感想です。そう感じる人々に私は一つ訴えたい。違法行為をしていない人が痛く見えて、違法な人が自然に見えるって何かおかしくないですか? 多くの人が違法ドライバーを厳しい目で見るような社会を、私は心から望みます。
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いつもの横断歩道映像など

さて、私が歩行者としてよく通過する横浜市戸塚区吉田町の日立テクノパーク前の信号のない横断歩道の動画(昨日の朝に撮影)をアップしてみました。とは言え、正味10秒足らずの映像で、しかも歩きながらの携帯電話での低画質撮影なので見難いと思います。短時間の映像の中に、待っている歩行者が存在するにもかかわらず一時停止しない道交法38条違反車両が2〜3台写っています。
posted by D Slender at 07:43 | 神奈川 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 横断歩道問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月31日

横断歩道活動報告120830

昨夜、久しぶりに横浜市戸塚区吉田町の日立アドバンストデジタル前の信号のない横断歩道を歩行者として通行しました(ちなみにGoogle mapでは「矢部町」と表示されるかも知れませんが、吉田町の誤りです)。

私が横断歩道前にさしかかったとき、既に道路の対岸で小柄な女性が車が途切れるのを待っていました。当ブログで何度か述べてきた通り、全ての車両が道交法38条を守っていれば、歩行者は無信号横断歩道で待つ必要などないはず。換言すれば、歩行者が待たねばならない状況では違反車両が存在するということです。実際、減速する気配のない車がその女性の右方から(つまり私の左方から)接近していました。さほど危険がない距離と判断した私は躊躇なく横断歩道に侵入。車はようやく減速し、私は無事に横断しました。

このとき件の女性も横断開始することを期待したのですが、残念ながら女性はその場で待ち続けていました。車が途切れてから渡るのを好む人なのでしょう。歩行者が過剰に待つ行為は違法でも何でもないわけですから、その女性を咎める筋合いはありません。しかし、歩行者が横断歩道脇で待っている以上、車には一時停止義務があります(道交法第38条)。さて、件の車は女性の存在にもかかわらず一時停止せず、私が横断し終わりそうなタイミングで再加速して横断歩道を通過しやがりました。完全な違法行為です。私は本気でブチ切れて、車に向かって「横断歩道では止まれ!」とMAXの大声で叫びましたが、もちろん車は走り去ってしまいました。おそらく私の声はドライバーに届いたと思いますが、一番驚いたのはその女性だったような気がします。こんなことになるなら、歩くペースを落として車を完全に止めるべきだったと感じました。今後、同様な状況で自分以外の歩行者が待っていた場合はそうするかも知れません。

しかしまあ、件のドライバーはよく恥ずかしげもなく堂々と法律違反できるものです。取り締まられなければ悪事を犯しても構わないという考え方は決して褒められたものではありません。警察が動いて横断歩行者妨害をどんどん取り締まってくれるのがベストなのはもちろんですが、メディアやネットの力でドライバーの意識改革を促すこともある程度は有効かも知れません。当ブログもそのための一助になれば、との思いで更新を続けています。
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2012年08月30日

「法律は身を守ってくれない」論の正しさと危うさ

昨日から千葉県東金市の国道126号交差点での事故に関する2chニュース速報+板のスレッドをROMしています。
【関連リンク】2chの該当スレ自動まとめブログ
事故そのものは歩行者側に信号無視があった可能性が高いため、当ブログのテーマからは少々外れるかも知れません。しかし、2chスレの話題が途中から元ニュースを離れて横断歩道論議に発展したため、興味深く読んでいるわけです。例によって、「車は横断歩道で止まらなければならない派」(以下、Aグループと呼びます)と「車が止まらなくていい or 歩行者が待つべき場合があるよ派」(以下、Bグループと呼びます)の論争が生じています。当ブログでくり返し述べてきた通り、法的には歩行者がいる無信号横断歩道では車が止まらなければならないことは明白。したがってルール議論に持ち込めばAグループが勝つのは必然です。

ところが、この種の議論では、以下のような論法でAグループの主張に異を唱える人が現れることが多いものです(件の2chスレも例外ではありません)。すなわち「法的には車が悪いのは確かだが、法律は歩行者の命を保証してはくれないよ(だから、無理して横断歩道を渡らない方がいいよ)」という感じの主張(以下「危険論」と呼びます)です。この主張はある意味で全く正しいでしょう。一説によるとドライバーの9割が道交法38条を守っていない現状があるわけですから。とは言え、私はこの種の危険論に大いなる違和感を覚えます。なぜか。1つには論点が少々ずれている感じがします。ルールに基づく主張に対して情緒的注意で返しているためです。

もしリアルで私に危険論的な発言をする人が居て、更にその人が車を運転するとしたら、私はその人に問い返したいのです。「あなたは道交法38条をちゃんと守っていますか?」と。法を遵守した上で危険論を主張するならば、私はおとなしく同意するかも知れません。逆にその人が法を守っていなかったのなら到底首肯することはできません。日本の道路の現状に照らして危険論が正しいとしても、法律を守らないことの言い訳として利用することは許せません。

仮に全てのドライバーが道交法38条を遵守していれば、横断歩道上の危険はほぼ完全に消滅します。特定の場面での方便(たとえば小さな子供に対する注意)としての危険論はあって良いと思いますが、社会全体としては、危険論を語らなくても良い状態を目指すべきだと思うのです。
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2012年08月15日

TDR内の無信号横断歩道の例

ワケあって東京ディズニーリゾート内の某ホテルに宿泊しています。一般に、片側2車線以上の道路の無信号横断歩道は珍しいと思いますが、ベイサイド・ステーション駅前くらい交通量が少なければ、無信号で十分です。逆に信号を設置してしまうと歩車ともに通行のための所要時間が増えてしまいそうです。

私は昨日この横断歩道を歩行者として3回ほど通過しました。その際に印象に残ったことが1つあります。ベイサイド・ステーションとTDRオフィシャルホテルを結ぶシャトルバス(ディズニーリゾートクルーザー)は、横断歩道脇に歩行者が居ればきっちり停車しています。このくらい幅員が広いと対向車線側の歩行者を無視して通過するドライバーが日本には多い(もちろん違法です!)と思われますが、リゾートクルーザーを運行するバス会社は法を適切に遵守しているようです。

さて、リゾートクルーザーが横断歩道前で停車しているにもかかわらず、横断を開始しない歩行者のグループを見かけました。開始しない理由は、バスの対向車線側から接近してくる自家用車の存在です。バスが既に停車しているにもかかわらず、自家用車は減速する気配を見せていません。もちろん私は躊躇なく横断を始めました。すると、さほど危険な距離ではなかったので件の自家用車は問題なく停車し、待っていた歩行者グループも横断を開始しました。私は自家用車の方を向いて「横断歩道では止まらなければならないですよ」と声をかけましたが、ドライバーには聞こえなかったかも知れません(私の後方にいる歩行者グループには確実に聞こえたと思われますが…)。

これまで何度か述べてきた通り、全ての車両が道交法第38条を遵守していれば、歩行者は左右の安全確認を行うことなく無信号横断歩道を横断できるはずなのです。本来は無用の注意を歩行者に強いている一部の(おそらくは多数派の)ドライバーを、私は心の底から軽蔑するのです。道路交通法くらい守れよ、と。
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2011年12月04日

横断歩道活動報告111204

私がよく通行する横浜市戸塚区吉田町の日立テクノパーク前の無信号横断歩道で先週特筆すべきことがあったので、ここに報告します。

2011年11月30日(水) 夜9時頃、いつものように橋の上を歩いて横断歩道に近づいたところ、手前側(私が居る側)で2人、道路の反対側で1人、明らかに横断しようとしている歩行者が待っていました。車は次々と流れていて、その時点では止まろうとする車はありませんでした。「法律も守れない糞運転手どもめ」と心の中で呟きながら左右確認したところ、右からは接近する車は無く、左からは確かに次々と車が通過しているものの適度な車間距離が取られていたので、これならいけると判断した私は、一台の車が左から右へ通過する直後のタイミングで横断歩道に進入しました。その瞬間後続車は横断歩道に近い側の菱形表示の辺り(横断歩道から30mくらい?)にさしかかっていたと思われます。歩行者からは恐怖を感じる距離かも知れませんが、ドライバーがすぐに気づいてブレーキをかければ十分制動できるくらいの距離でもあります。その後続車はおそらくそのまま横断歩道をスルーするつもりだったようです(根拠は後述)が、無事私に気づいて減速しました。しかし、横断待ちの歩行者が居るのだから減速ではなく一時停止しないと違法です! 一瞬、車の前に立ちはだかって「歩行者が待っているのだから一時停止しないのは法律違反!」と叫ぼうかとも思いましたが、ある理由から思いとどまりました。私が横断し終えると、案の定、その車は他の歩行者を横断させることなく走り去っていきました。

私が叫ぶのを思いとどまった理由については、気が向いたら後日のエントリで書きます。
posted by D Slender at 19:56 | 神奈川 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 横断歩道問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする