2005年04月06日

2006年度からの中学教科書検定

教科書検定:竹島は「韓国が不法占拠」と修正 外交問題へ(毎日新聞)
竹島問題のみが強調された見出しですが、私は、まず次の点に着目しました。
前回削除された元素周期表(理科)や二次方程式の「解を求める公式」(数学)が復活した。

無条件で大歓迎。この件に関しては前回の指導要領改訂は改悪過ぎでした。内容削減(いわゆる“ゆとり教育”)の目的は「落ちこぼれをなくす」ことだったはずですが、周期表や解の公式に限って言えば中学生の負担にならないと思われます。解の公式などは、むしろ中学時に学ぶ方が低学力層には優しいのです(公式を使えば必ず解けることによる安心感)。

竹島問題について一言だけ。
日本の韓国が領有権を主張している竹島については、地理と公民で計4社が取り上げた。このうち扶桑社の公民教科書は、申請本では「韓国とわが国で領有権をめぐって対立している」となっていたのが、文科省側からの「領有権について誤解される恐れがある」との意見で、「わが国固有の領土であるが、韓国が不法占拠している」と、「不法占拠」を強調した表現に修正された。

扶桑社の申請本の客観的な記述を、文科省がより主観的な表現にわざわざ書き換えさせたということですか。少々意外に感じました。
posted by D Slender at 02:42 | ローマ | Comment(0) | TrackBack(0) | 科学・教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月20日

神経ガス

今日は地下鉄サリン事件から10年。

当時、毒物ファンである私は、民間人が神経ガスを使ったという事実に心から驚き興奮したものです。

今日、検索してみつけたサイトの中から、興味深く感じたものを2つだけリンク。

化学兵器概観 神経ガス(電脳将校参謀本部)
神経ガスといえば、サリンの他にVXも使われました。少量皮膚についただけで死に至る毒ガス。その辺りも詳しく書いてあります。

95年3月20日のサリン中毒に関する情報(大学病院医療情報ネットワーク)
当日の医療に携わった聖路加国際病院の方々の経験をまとめたpage
posted by D Slender at 23:59 | ローマ ☀ | Comment(2) | TrackBack(3) | 科学・教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月14日

Xenopus tropicalis

眞鍋かをりさんのブログの3月11日のエントリきんけしみたいに変な白いカエルの画像が載っていますが、詳しいデータが明記されていないので、何というカエルなのかわからず、約3日間途方に暮れていました。

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posted by D Slender at 13:35 | ローマ ☀ | Comment(8) | TrackBack(2) | 科学・教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月07日

HIV感染者の体外受精

HIV除去し体外受精、3大学で27人誕生…慎重論も(読売新聞)
エイズウイルス(HIV)に感染した夫の精液からウイルスを除去し、その精子を使った体外受精などの生殖医療で、これまでに国内で27人の子供が生まれていたことが厚生労働省エイズ研究班(班長・田中憲一新潟大教授)の調査でわかった。

母子ともにHIV感染例はないが、感染の危険性をぬぐい切れないため、慎重論は依然根強い。研究班は「2000年の第1例以後、予想以上に広がりが早かった」と受け止めており、明確な治療基準がないまま出産が増える事態を懸念。安全基準となる指針を作ることを決めた。

HIV感染者でも健康な子孫を残せる可能性があるとは知りませんでした。

ただ、万一のことを考えると慎重論が出るのは当然。実際、米国では実施されていないとのこと。配偶者や胎児が感染する危険がある以上、「自己責任」では済ませられません。結論が出すのが難しい問題だと思います。
posted by D Slender at 23:07 | ローマ ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 科学・教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年02月28日

「反学歴社会」を検証してみる

先ほど、2chのニュース速報+板の“イラクの場所が分からない大学生(参考)”関連のスレッドを読んでいたら次のような書き込みが目に留まりました。
258 :名無しさん@5周年 :05/02/25 07:33:43 ID:QgVcqC2f
まぁアメリカはともかく、イラクはちょっとわからないのが普通じゃない?
ガリ勉君は別としてw

265 :名無しさん@5周年 :05/02/25 08:14:13 ID:Shvyiq24
>>258みたいに
「物を知らない方が当たり前、知ってる・知識がある人を悪し様に言う」
って風潮はいつごろから出てきたんだろうね?
だんだんその手の連中の方が多数派になりつつあるから恐い世の中だ。

基本的に、学問というのはそれ自体が何らかの価値をもつので、知識がある人を悪し様に言うのは良くないと思います。この点は265氏に同意。

でも「物を知らない方が当たり前」は、あながち間違いではないと思います。何故なら、現在の日本では学歴・知識がある人が必ずしも報われないシステムになっているからです。

すみません、結構長文です
posted by D Slender at 01:58 | 鳥取 ☁ | Comment(2) | TrackBack(2) | 科学・教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年02月23日

イラクの場所?

定期的にニュースになる「今の若い者は知識がない」ネタです。

大学生の43%「イラクどこ?」地理学会調査 米の位置誤答も3%(中日新聞)
日本の大学生の43・5%、高校生の45・9%は、イラクの位置が分からないことが二十二日、日本地理学会地理教育専門委員会(委員長・滝沢由美子帝京大教授)の初の調査で分かった。

中日新聞の記事にリンクした理由は図がついているから。ただ、残念ながら実際の調査で使われた図ではありません。今朝の読売新聞に載っていた実際の図を見る限り「イラクは中東地域のやや東寄りにある」程度の知識で正解できるものでした。仮にイランやパキスタンも選択肢に入っていたら正解率が低くて当然なのですが、そのような意地悪な設問ではないと感じました。だから、不正解者は素でイラクの場所を知らないと判断できます。

この結果は意外でも何でもありません。高校地理が必修ではなく、かつ日常生活に不必要な知識だからです。そもそも、イラクの位置など調べる気になればすぐ分かるので、覚えていなくても問題ないと思うのです。私も、たとえばスーダンの位置は調べないと分かりません。

とは言え、知らないより知っている方が良いことは確か。そのための策として、日本地理学会は
高校での地理学習拡充や、小中高を通じて地球儀や地図帳の活用推進
を挙げています。

前者を高校だけに押し付けるのは酷でしょう。歴史科目を学んでいないと受験できない大学が少なからず存在するからです。大学を説得しないと根本的には改善しないと思います。

後者に関しては同意です。私も高校では地理を履修していませんが、、幼い頃に家に地球儀があったのは良かったです。あと、小学校の副教材の地図帳を眺めながら、時々脳内旅行をして遊んでいました。最近の子どもは私の時代よりも娯楽が多様なので、ちょっと難しいかな、と思います。
posted by D Slender at 22:30 | 鳥取 ☀ | Comment(0) | TrackBack(2) | 科学・教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年02月16日

小論文自動採点

大学入試センター(勿論センター試験を運営する機関)では、小論文の自動採点システムを作る研究を行っているそうです。

小論文、コンピューターで自動採点 入試センターが試作(朝日新聞)

米国のビジネススクールでは既にこの種のシステムを採用しているところがあるのですね。日本ではまだ試作段階。省略表現が多用される日本語では、実用化までには幾つかのハードルが存在するようです。

小論文の採点基準は、採点者によって、あるいは実施する大学・機関によって微妙に異なるものなので、このシステムが広く実用化されれば受験生は対策が立てやすくなるのではないか、と現段階では評価しておきます。(将来的にシステムの全貌が明らかになった際に評価が覆るかもしれません)

ところで、この試作システムは
あらかじめ、理想の小論文として全国紙の2年分の社説、コラム計約2000本を記憶し、「学習」している。文の長さ、漢字・かなの比、言葉の多様さ、受動態の割合、接続詞の使い方などの統計分布から割り出し、模範に近いほど高い点数を与える仕組みだ。

とのこと。新聞の社説などが「理想の小論文」とされていることに一瞬驚き。でも、よく考えればそんなもので良いのかも知れません。実は、社説の類は読み易い文章で書かれていますから。

【参考】 小論文の採点基準(blog「小論文のネタ帳)
小論文のネット添削をなさっている方の宣伝用ブログのようですが(違ったらすみません)、大学入試小論文の現行採点基準について良くまとまっているのでトラバ。
posted by D Slender at 09:30 | シンガポール ☁ | Comment(9) | TrackBack(2) | 科学・教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

世界トップレベルの学力の復活?

現時点での色々な新聞社サイトのトップは、第3期中央教育審議会の初総会のニュースです。
 中教審:ゆとり教育見直しへ(毎日新聞)
 ゆとり教育見直し、秋までに基本方向…中教審に要請(読売新聞)
 「ゆとり教育」全面的な見直しを要請 文科相、中教審に(産経新聞)
  「ゆとり教育」から脱却 文科相、中教審で表明へ (産経新聞)

現段階では、具体的な案が出ていませんが、中山文科相の挙げた5つの「観点」から、今後の方向性がある程度予測できます。
(1) 基本的教科、特に国語、理数、外国語の改善充実
(2) 子どもたちが身に付けるべき資質・能力の到達目標の明確化
(3) 各教科や「総合的学習の時間」の授業時間数の在り方
(4) 完全学校週5日制での土曜日や長期休みの活用
(5) 道徳教育や芸術教育の充実、体力・気力の向上策−

「基礎学力重視」「総合的学習の時間の見直し」の方向で進むことは間違いないようです。
とりあえず、(1)だけは支持しておきましょう。基礎力が身についていないと、意欲ある生徒や学生が将来苦労するからです。(5)は、自分が生徒の立場だったら「余計なお世話だ」と感じるでしょう。
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posted by D Slender at 00:32 | シンガポール ☁ | Comment(0) | TrackBack(1) | 科学・教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年02月03日

フィンランドの教育事情

※(2013.9.19追記)リンク切れを幾つか修正しました。

昨年12月に文部科学省は、2003年に実施された国際的学習到達度調査(PISA)の結果分析を公表しました。
【資料A】PISA(OECD生徒の学習到達度調査)2003年調査(文部科学省)
今年に入ってから各メディアで関連ニュースが報道されています。

特に、総合読解力でTOPで、他の分野でもトップレベルに食い込んでいるフィンランドに着目する人が多いようです。何故フィンランドの学力水準は高いのか? 

そこで、フィンランドの教育事情を扱っているPageをいくつか拾ってきました。

【資料B】 フィンランド共和国教育事情調査報告(文部科学省)
中央教育審議会のpage。学力水準でトップクラスにあるフィンランドに学ぼうではないか、という趣旨です。1995年以降、修士の資格がないと教員になれないようにするなど、教員の資質を高める努力をしていることに着目しています。

教員の学力的資質向上は、確かに成功の一因でしょうが、僅かな一因に過ぎないと思います。たとえば、生徒の側に学ぶ動機や素養が無ければ無意味です。長くなってすみません。続きがあります
posted by D Slender at 11:39 | シンガポール ☁ | Comment(3) | TrackBack(3) | 科学・教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年01月17日

首都圏の地震被害予測(非科学版)

【2013.3.11追記】以下の記事中、関係機関による被害予測のデータおよび参考リンクのURL等を新しいものに変更しました。私の主張に関わる部分には一切手を加えていません。

今日は、6000人を超える死者数を記録した日本史上屈指の大地震である阪神・淡路大震災から10年。当時、私は既に首都圏に在住していて、近畿地方には知人親戚が誰もいなかったこともあり、直接には地震と無関係だったのですが、報道される被害状況の凄さや、日が経つにつれて増えていく死者数に慄然としたことを昨日のように覚えています。

当時の被害状況については、次のpageが詳しいかも知れません。
 阪神大震災 災害画像(防災システム研究所)

さて、阪神大震災級の地震が首都圏で起こったらどれほどの被害が出るか。様々な関係機関が予測を立てていると思います。たとえば、東京都は2012年4月に次のような想定を発表しています。
 <首都直下型地震>新たな被害想定の要点
たとえば東京湾北部地震(M7.3)の場合の想定死者数は9700人。2003年には政府中央防災会議が死者12000人の予測を発表していて、それに比べれば減っているとはいえ、かなり大きな数です。

では、建築等の専門知識に関してはド素人である私が、独自の視点から首都圏直下型地震の被害を予想しておきましょう。
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posted by D Slender at 01:37 | パリ | Comment(6) | TrackBack(0) | 科学・教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年01月12日

電池のなかみ

あらかじめ断っておきますが、私はパナソニックの回し者ではありません。

パナソニックのサイトの中に電池の森というpageがあります。

更にその中に電池はどんなものというpageがあり、様々な種類の乾電池の中身について知ることができます。

たとえば、新発売のオキシライド乾電池の中身

なぜこの記事を書いたかというと、オキシライド乾電池の製品デザインを気に入ってしまったからです。以前に書いた通り、基本的に青いものが好きなのです。
posted by D Slender at 16:50 | パリ ☔ | Comment(1) | TrackBack(0) | 科学・教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年12月08日

宿便はあるのかないのか

「宿便」という言葉をご存知でしょうか。一説によると、宿便とは小腸や大腸の内壁に頑固な形で、何ヶ月あるいは何年もの間、付着した便だそうです。

【参考pageA-1】宿便とは?

【参考pageA-2】便秘による長年の悩みに終止符を!
この残留物を医学用語では、腸内容物、一般的には宿便といわれます。この宿便は、ただ単に腸内の流通を妨げ、養分の吸収力を弱めるだけではなく、腸の機能を低下させ、便秘をひきおこし、内臓の各器官を汚染していく諸悪の根源です。
太字部分は私による強調です。宿便が溜まると様々な病気を引き起こす、という説を唱える人は少なくないようです。

【参考pageA-3】断食と宿便の関係
断食をすると、溜まっていた宿便が排出されるのだそうです。日本の某有名ミステリでこの話を読んだことがあります。

かように、宿便とはおそろしいものだ、と思いきや…

【参考pageB-1】 宿便ってあるの?
現在の医学や医師・薬剤師の考えでは「宿便」というモノを認めていません。消化器内科等の専門の学会でも報告された事例はありません。
さあ、上で“医学用語”と断言していたpageと、どちらが正しいのでしょうか?

もうひとつ、宿便非存在の立場をとるpageを。
【参考pageB-2】 宿便は迷信です
断食で宿便が出てくる、というのも迷信だそうです。

断言はできませんが、非存在派の方に分があるような気がします。

この種の健康関連の風説というのは、人によって言うことが全然異なることが多いと感じます。自分の商品を売りつけるために都合のいい説がでっち上げられるCaseも相当あるのではないでしょうか。

だから私の場合、(極端かもしれませんが)この種の“健康法”的な主張を原則的には一切信用しないことにしています。健康に気を使わずに如何に長く生きるか、に挑戦しています。
posted by D Slender at 23:08 | パリ ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 科学・教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年12月05日

12月の平均気温は…

TABASCO PEPPERさんの記事「春と秋はどちらが寒いのか」で、次のニュースが紹介されていました。

 春と秋はどちらが寒いのか|エキサイト

たとえば、多くの人が暖かく感じる4月上旬の気温は、秋で言えば11月中旬から下旬の気温に相当するのです。暖かくなりつつある春という季節は、体感温度を高めに錯覚(?)させる効果があるようです。

さて、今は12月。12月というと、「冬」というイメージがあるかも知れませんが、甘い甘い。

 東日本の主要都市平均気温
 (株式会社応用気象エンジニアリング)

多くの都市では、12月は3月よりもほんの少し気温が低い程度。逆に3月より12月の方が暖かい都市も存在します。
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posted by D Slender at 11:59 | パリ 🌁 | Comment(0) | TrackBack(0) | 科学・教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年10月06日

数学は人生の役に立つと思うか

毎日新聞のサイトで「数学は人生の役に立つと思いますか」というアンケートが行われています。質問文が少々曖昧だと思うのです。例えば、「人生」とは科学の進歩のような社会状況を含むのか否か? 任意の人の「人生」なのか特定の人の「人生」なのか? 「数学」とは中学以降の数学なのか「算数」も含めるのか? いずれも明確ではありません。

そこで、私なりに質問文を次のように解釈して、アンケートに答えてきました。

「あらゆる人間は、中学以降の数学を学ぶことで何らかの個人的な利を得ることができると思うか」

私の答えはNo. すなわち「数学は人生の役に立たない」です。
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posted by D Slender at 15:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | 科学・教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年08月12日

なぜ数学を学ぶのか

いきなりですが、「何故数学を学ぶのか」の問に対する私の答えを書いておきます。誰もが納得できる答えは
  「面白いから学ぶ」
しかないと思っています。他の理由なんか考えられないですね。はい、結論が出てしまいました。これ以降は読まなくても良いですw

なお、「面白いから学ぶ」のであれば「面白い」と思えない人は数学を学ばなくていいのか、という疑問が当然生じるでしょう。私の答えはやはり明快で、「多くの場合にYes. ただし、小中高の教育数学は例外」

小学校、中学校、高校に在籍する皆さんは、たとえ面白くなくても我慢して数学を学んだほうが良いです。たとえ今は面白くなくても、将来面白さに目覚める可能性もあります。若いうちから勉強を放棄して可能性を封じてしまうのはもったいないです。受験のための道具と割り切って学ぶのも悪くないと思います。

私的には既に結論が出ていますが、色々な人の意見に耳を傾けることも大事なので、いくつか参考リンクを。

A. 愛知県総合教育センターのpage授業の手引き(高等学校数学)の中から
「数学をやって何になるの?」と生徒から質問されて困っている。
いかにもありがちな意見。要約すると「科学技術の発展に欠かせない」と「論理的思考力を養う」の2つ。どちらも正当な理由ですが、万人にとって正しいものではありえないです(大事な点なので太字で断定しておきます)。科学技術のためなら、能力と関心に富む一部の人が学べば十分。論理的思考力を養うなら、手段は数学である必要はないです。まさか、数学以外の学問が非論理的、ということはないでしょうからね。ここで「論理的」とは何か、と考え始めるとややこしくなるので手は付けません

B. 岡山大学教育学部助教授・曽布川拓也氏のpage
 何のために数学を学ぶのか
一部引用しますが、
次のような考え方は大きな説得力を持ちます。 数学なんて勉強しても大半は無駄、四則と少しの知識、例えば小学校の算数の大部分だけあれば世の中では事足りる。
まさにその通り。だから「役に立つか否か」は大して重要でないと思います。

C. 広島大学助教授の浅野晃氏の私的サイト「座観雑感」から。
 「座観雑感」高校数学(特に後半)
プロの学者の意見だけに読みごたえがあります。特に
私は,生活に密着しない数学を学ぶ意味は「自分の常識を超えたことを考える力を養う」ことであると考えている.当たり前のことだが,世の中には自分の知らないことのほうがはるかに多い.自分の知らない世界に直面したときには,その場での常識,いわば「ルール」を確実に理解して,思考を進めることが必要である.その点,数学は,ひとつひとつルールを定義してそれをもとに思考を進めてゆくので,「自分の常識を超えたことを考える力を養う」訓練になる.

は、なかなかの説得力があります。

D. 君はなぜ数学を学ぶのか(MR.ハセリックの数学のおと)
ところで、何でサッカーがオモロイと思えるんでしょうか。これはなんでかというともともとは『ちょっとできたから』でしょ?違います?もし、足でボールを蹴ると言うことさえ苦痛だったらサッカーをしたいとも思わないわけですから面白いもくそもありません。でも普通は公園なんかでタマ遊びをしているうちに一応距離をとばせるようになってたり少しは方向を定めてボールを蹴ることができるようになってるからゲームをしてそれなりに面白いんですね。

「面白い」から学ぶ。ただし、そのためには「ちょっとできる」ことも必要。現在の私の考えにかなり近いです。
posted by D Slender at 23:03 | Comment(3) | TrackBack(0) | 科学・教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年07月18日

教師の資質?

昨日の飲みすぎ状態からようやく回復しました。

昨日のニュースですが…

理科・数学の先生、修士以上…文科省審議会が提言

審議会の一委員会の提言に過ぎないので、実現には程遠いと思うのですが、目を引いたので、採りあげておきます。少し引用すると、
同委員会は「子供たちに、理科や数学を学ぶ楽しさを教えることが重要」と指摘。理数教科の教員は理工系の大学院で学び、高い専門性と最新の知識に裏打ちされた、魅力ある授業を展開すべきだとした。

理科についてはよくわかりませんが、小中高の数学教育の場合は「高い専門性と最新の知識」など無用だと思います。むしろ、高度な専門教育を受けた結果、生徒とのgapが余りにも広がりすぎて、数学を得意としない生徒の思考を理解することが出来なくなり、却ってマイナスではないかと思います。

もちろん、単に数学を楽しめば良い、というだけの授業なら構わないのですが、現実には多くの人間が楽しめるものではないですからねえ。しかも、受験勉強のための数学となると、泥臭い訓練で処理能力を身につけさせることが不可欠です。

【関連記事】教員養成のための「専門職大学院」構想(2005-06-07)
posted by D Slender at 09:21 | Comment(4) | TrackBack(0) | 科学・教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年07月06日

中学校の頃、「黄リン」という物質の存在に興奮を覚えた記憶があります。
【参考サイト1】「黄リン」について黄リン
空気中で徐々に酸化されて自然発火することや、そのために水中に保存しなければならないこと等の素敵な性質があります。しかも猛毒。これが興奮せずに居られますか(w

ところで、「黄リン」の同素体に「赤リン」という物質がありますが、こちらは自然発火せず、毒性もありません。マッチの箱に使われているらしいです。黄リンを空気に触れないように270〜300℃で数日間放置する(乾留)と赤リンになるそうです。
【参考サイト2】 リンのデータ
このサイトには、赤リン、白リン、黒リンの製法は記されていますが、黄リンの作り方は書かれていません。残念ですが、毒物かつ危険物なので、仕方ないでしょう。

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posted by D Slender at 11:14 | 🌁 | Comment(0) | TrackBack(0) | 科学・教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年07月05日

ここのつの惑星

土星の衛星タイタン観測のニュースをきっかけに色々検索したところ、次のようなサイトを発見。

 ザ・ナイン・プラネッツ(日本語版)

太陽系の惑星に関する知識がとても興味深く書かれています。おそらく超有名なサイトなのでしょう。何しろ最終更新が1995年。でも、私は先ほど初めて知りました。1995年と言えば、まだインターネットに触ったことすらなかった私です。

posted by D Slender at 03:31 | ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 科学・教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年07月02日

緑色の…

「ペプシブルー」を飲むと便が緑色になるらしい、という噂を耳にしました。どうやら本当だったようです。情報元は、
●ペプシブルーを飲んで、う○こが緑色になった人を数える実験●
(blog「欲しいなら買え」より)
やはり、「青色1号」か何かの色素が原因なのでしょうか? それにしても、上記リンク記事のコメント、トラックバック数は凄いです。 
posted by D Slender at 17:00 | ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 科学・教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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