2009年11月14日

2009新語・流行語大賞候補への所感

ユーキャン新語・流行語大賞(公式サイト)と言えば年末の風物詩の一つ。「何故こんな言葉がノミネートされるのか」と訝しむエントリを書く行為はブロガーの年中行事の一つです。

そこで、以下に今年の候補を引用列挙します。

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2009年11月08日

「日本シリーズ」

今年のNPB日本シリーズは、10月30日に書いた通り個人的に殆ど関心が持てない対戦カードでしたし、結果も不本意なものだったので、当ブログでは内容については完全スルーします。当エントリのカテゴリも「運動」にしません。

ところで、先ほどWikipediaの「日本選手権シリーズ」を読んで、「日本シリーズ」は「にっぽんしりーず」と読むのがオフィシャルであることに気付きました。野球ファンとしては恥ずかしい限りですが、全く知りませんでした。

ちなみに、「日本共産党」は「にほん〜」と読み、今は無き「日本社会党」は「にっぽん〜」と読むことは知っていました。なお、国名の「日本」の読み方は今のところ公式に定められておらず、「にほん」でも「にっぽん」でもどちらでも良いようです。
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2008年11月15日

今日は新宿駅跨線橋架替工事

11月15日の工事
今日はJR新宿駅で跨線橋の架替工事があるようです。埼京線(湘南新宿ライン等も含む)と中央線の新宿駅が終日機能を停止するような感じです。詳しくはJR東日本のpageで。だから、JRで新宿に行く場合は山手線を使いましょう。

ところで、画像のポスターもJRのサイトも「こ線橋」と表記しています。何故「跨」という感じを使わないのでしょうか。そう言えば、先ほど私のPCのMS-IMEも一発変換せず「古銭今日」となってしまいました。ひょっとして「跨」は常用漢字ではない? と思って調べてみたら案の定でした。
常用漢字一覧(Wikipedia)

しかも、「跨」は今のところ常用漢字の追加候補にも挙がっていません。
常用漢字の追加候補220字を公表 文化審小委が公表(MSN産経)
「跨線橋」のみならず「跨ぐ」でも用いる字なので、常用漢字に入れても良いと思うんですけどねえ。
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2008年11月12日

ペニンシュラって…

携帯電話の推測変換(予測変換)機能で、また言葉を1つ覚えました。

昨日、わけあって携帯電話で「ペ」と打ち込んだところ、変換候補に「ペニンシュラ」が現れました。私にとって初見の言葉。これは何だ? ということで、Googleで検索してみたところ、どうやらホテルの名前らしいと判明しました。

日本では昨年9月に東京の日比谷にオープンしているようです。全然知りませんでした。高級っぽいホテルです。公式サイトはやたら格好つけていて分かりにくい作りになっているので、代わりにAll Aboutのpageにリンクしておきます。

客室ステイを愉しむ!ザ・ペニンシュラ東京

ところで、携帯電話の推測変換のおかげで、私はこれまで多くの言葉を覚えてきました。詳しくは過去エントリをご覧ください。
当ブログで予測(推測)変換を扱う際の指針

【後日追記】当エントリは11/9に書きましたが、カレンダを埋めるために投稿日を捏造します。
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2008年10月10日

当ブログで予測(推測)変換を扱う際の指針

最近の携帯電話のIMには予測変換(推測変換)機能がついていることが多いようです。私の場合、自分の携電の変換候補に見慣れない言葉が出てきた場合、その都度ブログで報告してきました。

私が過去に予測変換のおかげで覚えた言葉は以下の通りです。もしも携帯電話を持たなければ、これらの言葉を知らないまま生涯を閉じることになったかもしれません。

アナクシマンドロス、椿本チエイン、バフィリード、山田卓也
曙ブレーキ
ダルエスサラーム
ハッシュパピー
ドルガバ
ナラカミーチェ
バリスタ


そして、つい先ほど、わけあって携帯電話で「あるものの」と入力しようとしたところ、ATOKの推測変換候補に「アルモドバル」という言葉が出てきました。アルモドバル? 私にとって完全に初見の言葉です。そこで、調べてみました。

ペドロ・アルモドバル - Wikipedia
ほう、映画監督でしたか。サッカーや服飾ブランド等と並んで、私が疎い分野の一つです。

ところで、入力途中で変換候補が現れる機能については、「予測変換」と呼ばれることもあれば、「推測変換」と呼ばれることもあります。どちらが正しいというわけではなさそうです。ATOKを作っているジャストシステムは「推測変換」と呼んでいますし、マイクロソフトは「予測変換」を採用しているようです。Google検索HIT数では「予測変換」の方が僅かにリードしています。

そこで、当ブログでこの話題を扱う際は、今後「予測変換(推測変換)」のような感じで両方の用語を併記することにします。過去エントリもこのガイドラインに従って修正しておきました。
posted by D Slender at 23:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | 言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月18日

「食いっぱぐれる」

9月18日は食いっぱぐれの日なので、試しに「食いっぱぐれ」でWeb検索してみたところ、次の2通りの意味で使われていることに気付きました。
(1) 食事しそこなう
(2) 失業する
うーむ、私は(2)の意味しか知りませんでした。勉強になりました。

【参考】Yahoo!辞書 - くいはぐれる【食いはぐれる】
「食いっぱぐれる」はもちろん「食いはぐれる」のぞんざいな言い方(もしくは強調的表現)です。


posted by D Slender at 22:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | 言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月06日

類似外来語の想い出

幼少の頃を思い出して書いてみます。

◎ 「マッサージ」と「メッセージ」ではどちらの言葉を先に覚えましたか? 私の場合は前者です。

◎ 「ゲリラ」と「ゴリラ」ではどちらの言葉を先に覚えましたか? 私の場合は後者です。

◎ 「トラブル」と「トラベル」ではどちらの言葉を先に覚えましたか? 私の場合は後者です。

他にもあったような気がします。思い出し次第加筆します。
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2007年07月06日

ゴミ屋敷は登録商標?!

一昨年6月のエントリウォシュレットの一般名に関連する内容です。

神奈川県に本社をもつ解体廃棄業者「パワーヘルパー」のチラシには、
ゴミ屋敷®ネコ屋敷®ハト屋敷®は、当社の登録商標です。

と書かれています。
パワーヘルパーのちらし

おお、ゴミ屋敷が登録商標でしたか。ということは同業他社がウッカリ「ゴミ屋敷」という言葉で宣伝すると訴えられる可能性もある? 「ネコ屋敷」「ハト屋敷」は私には初耳ですが。

【関連リンク】
パワーヘルパー公式サイト
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2007年05月28日

アニサキスとアニキサス

アニサキスといえば、鮭などの海産動物に寄生する寄生虫として有名。人体に入ればアニサキス症を引き起こします。
【参考】Anisakis(あえて英語版Wikipedia)

さて、「Anisakis」を「アニキサス」だと思っている人が少なからず存在することについ先程気づきました。これは先日とりあげた「tissue」→「ティッシュ」の件とはレベルが異なり、完全に“誤り”に属する事例だと思います。

Googleで検索してみましょう。
アニサキスで検索:現時点で69400件
アニキサスで検索:現時点で1320件
「アニキサス」の件数はさほど多くないようにも見えますが、専門的なサイトでも「アニキサス」と書いてある場合があるのが悩ましいです。福井県医師会のpageに至っては「アニサキス」と「アニキサス」の両方が書かれていて、思わず「どっちやねん」とインチキ大阪弁で突っ込みたくなります。
 
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2007年05月26日

マスメディアの「ティッシュ」

こんにちは。1974年のオイルショックの記憶はないけれど1975年の細川たかしレコ大最優秀新人賞受賞は覚えている世代のD Slenderが、本日1個目のエントリを書きに来ました。

ティッシュ 10%値上げ 来月から大手各社(東京新聞)
 大王製紙は二十五日、「エリエール」のブランドで販売しているティッシュペーパーやトイレットペーパーなど家庭紙の卸価格を六月二十一日出荷分から10%強値上げすることを明らかにした。

 日本製紙クレシアや、王子製紙グループの王子ネピア、日清紡なども六月出荷分から相次いで10%強値上げすることを決めており、昨年夏以来ほぼ一年ぶりの一斉値上げとなる。木材チップや重油など原燃料価格の高騰が続き、「コストダウンでは追いつかない」(大王製紙の井川意高次期社長)ことが値上げの理由。スーパーなどでの小売価格にも反映されそうだ。

 一斉値上げを控えて、スーパーなどでは消費者の駆け込み需要の動きも予想している。ただ、製紙大手首脳は「在庫は十分にあり、石油危機のように供給不足にはならない」と強調、消費者に冷静な対応を促している。


このニュースの内容自体にはさほど興味ありませんが、一つ気になったことがあります。
 
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posted by D Slender at 12:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | 言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月06日

魚類の「差別的」な名称を改名へ

いわゆる「差別用語」を名称に含む魚類の標準和名が改名されることになりそうです。

「バカジャコ」はダメ、差別語含む魚30種を改名へ(読売新聞)
 改名するのは、日本魚類学会標準和名検討委員会が差別的と判断した「メクラ」「オシ」「ミツクチ」など九つの語を含む魚で、日本産の魚類約3900種のうち30種が対象。同様の言葉が「種」より上位の「属」や「科」などの分類単位に使われている例もあるため、計49の標準和名を同時に改名する。

 同委員会は、「クロメクラウナギ」を「クロヌタウナギ」、「オシザメ」を「チヒロザメ」などとする改名案を作成しており、近く学会の評議員会に提案する。新しい標準和名は学会以外に拘束力はないが、博物館や水族館などにも使用を呼びかける。

 標準和名検討委員会委員長の瀬能宏・神奈川県立生命の星・地球博物館主任研究員は「名前を変えても差別はなくならないという意見もあるが、誰もが抵抗なく使える標準和名にすることで、標準和名を安定化させる目的がある」と話す。


改名案の詳細については、次のpageをご参照ください。
差別魚名改名案(日本魚類学会)
「セッパリ」という言葉が「差別用語」と捉えられていることを初めて知りました。

幼い頃から、学研の図鑑を通じて「メクラウナギ」や「イザリウオ」などの存在は知っていましたが、これらの名前が差別になっているとは思いもしませんでした。いわゆる「差別用語」の問題は、捉え方が人によって異なるので、難しいものです。
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2006年12月05日

女性の「…わ」はほぼ絶滅

個性的なニュースソース記事の掲載で生き残りを図る(?)livedoorニュースの記事提供元のひとつに「独女通信」があります。独女とは独身女性のことでしょう。

先ほど何気なく眺めていた「独女通信」の記事で、一つ気になるものがありました。内容ではなく、記事中の言葉遣いが引っかかったのです。
【独女通信】プロレスラーおっかけ独女が増殖中
少しだけ引用します。
うーん、なんて言うのか、燃えるものがなくなっちゃったのね、私の中に。会社を辞めるときは冷凍食品部の係長だから、そこそこ出世してたし、給料だって悪くなかった。その分、はっきり言って男子社員からは煙たがられてた

実際の被取材者の言葉遣いはこんな感じでは無かったと推測します(実際は丁寧語でしょうか)。「…わ」の多用が不自然だからです。私が知る限り、近年の首都圏の女性で、会話の中で日常的に「…わ」を使う人は皆無です。女性の「…わ」は、実は世間一般の口語の中では絶滅寸前ではないでしょうか。

とは言え、創作である文学作品や、上で引用したようなドキュメント記事の中では、「…わ」は依然として使われています。個人的には違和感を覚えます。私は自サイトの某所で創作小説(?)を書いていますが、その登場人物の女性には「…わ」や「…のよ」などは一切喋らせていません。

だからと言って、世間の文筆家に、「…わ」の使用を止めるべし、と言うつもりはありません。文章全体の価値からすれば、この程度の言葉遣いの違和感は些末なことです。ただ、「『…わ』が絶滅寸前だが何故か文学などでは生き残っている」ことを指摘する文章を滅多に見かけないので、ちょっと書いてみた、というわけです。

【関連サイト】女性語 -Wikipedia
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2006年10月04日

敬語が五分類になる?

敬語といえば「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」の3種類であると、小中学校の国語の時間に習った記憶がありますが、近い将来敬語の分類が5つに増えるかも知れません。

敬語5分類に 文化審議会小委が指針案(東京新聞)

 文化審議会国語分科会の敬語小委員会は二日、一般的に「尊敬・謙譲・丁寧」と三分類されている敬語の分類法を五分類にする指針案をまとめた。三分類では丁寧語とされた「お料理」など上品さを表すための言葉は「美化語」として分類し区別。謙譲語は性質により二種類に分割する。

 美化語は、「です、ます」などとともに丁寧語の一種とされるが、既に独立した種類として扱い「四分類」としている学校教科書もある。新たな指針は敬語の性質を厳密に分類することで、使い方の混乱を防ぐのが狙い。しかし、複雑な分類でさらに混乱を招く恐れもあり、教育内容などに定着するかどうかは不透明だ。

 指針案では、聞き手に上品な印象を与えるために使われる「お酒」「お化粧」などの言葉を美化語として丁寧語と区別。

 謙譲語については、(1)「伺う」「申し上げる」など動作の対象となる相手への敬意を表す「謙譲語1」(2)「申す」のように自分の動作などを丁重に表現する「謙譲語2(丁重語)」−に分けている。


既に「美化語」が加えられている教科書が存在するとは、知りませんでした。

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2006年08月28日

バリスタ?

また、携帯電話の推測変換(予測変換)機能によって言葉を一つ覚えました。

先日、わけあって携電で「パリダカ」を入力しようとした際、推測変換の候補に「バリスタ」が現れました。今までの人生で一度も見たことがない言葉。バティスタ(プロレスラー or 元ソフトバンクホークスの選手)なら知っていますが……

調べてみました。

バリスタ -Wikipedia-
1. ballista(ラテン語)古代から中世にかけて欧州で用いられた巨大な弩砲の一種。てこを用いて弦を引き絞り、石や極太の矢を打ち出した。小型のものにスコルピウス(スコーピオン)がある。カタパルトも参照。
2. barista(イタリア語) エスプレッソを出す店(bar;バール)で働く人。
3. varistor(英語)電子部品の一種。本稿で詳述。

ああ、3.関連の「バリスタ電圧」なら以前に見たことがあるのを思い出しましたが、1.2.は正真正銘の初見。これだけ多彩な意味があると混乱するのでは、と一瞬思いましたが、よくみると英語では一つ一つ発音が異なるので心配無用。携電用ATOKをプログラムした人が、3つのうちどの「バリスタ」をイメージしていたのか、少々興味があります。
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2006年08月17日

Googleが一般動詞googleに難色

カテゴリを「IT・WEB」にするか「言葉」にするか迷いましたが、「言葉」でいきます。

日本のネット上では、「Googleで検索する」という意味で「ググる」が使われることがあります。

本国米国でも「google」が「ググる」と同様の意味の他動詞として使われているそうです。ところが、米Google社はそのような用法をお気に召さないようです。どうやら、Google社に対する企業イメージが「検索サイト」で固定されることなどを危惧している模様。詳しくはCNETの記事で。
グーグル、「ググる」の使用に難色(CNET Japan)

実は、私自身「ググる」という言葉を全く使いません。略さずに「Google検索」と書くことにしています(このブログのサイドバーで検索して頂ければ確認可能)。私が「ググる」を使わない理由は2つ。1つめは美意識の問題。「ググる」という言葉の響きが余り好きではないのです。2つめは「ググる」という言葉を知らない方(ネット初心者など)への配慮。できるだけ多くの人が予備知識なしで理解できるような文章を書くのが好きなのです。

もちろん、他の方が「ググる」を使うのは全く気になりませんし、咎めたりもしません。自分に厳しく他人に大らかなD Slenderです。

ところで、日本のグーグル株式会社が「ググる」をどう思っているか、見解を聞いてみたい気がします。
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2006年07月27日

怒り心頭に達するでも良い

正直、「怒り心頭に達する」が「誤用」だとは知りませんでした(私自身がこの表現を文章中で使うことはまずありませんが…)。

国語調査:「怒り心頭に発する」を「達する」と誤用多く(毎日新聞)
調査結果の数値の部分だけ引用します。
 ◇文化庁 国語世論調査◇

■どっちを使う?(◎は本来の言い方)
◎あいきょうを振りまく  43.9%
 あいそ(う)を振りまく 48.3%

◎怒り心頭に発する    14.0%
 怒り心頭に達する    74.2%

◎腹に据えかねる     74.4%
 肝に据えかねる     18.2%

◎言葉を濁す       66.9%
 口を濁す        27.6%

■重複した言い方(気にならない人の割合)

 あとで後悔した     54.4%
 一番最後        50.5%
 従来から        74.4%

■誤った言い方(同)

 元旦(元日の朝)の夜  40.8%
 白羽の矢が当たった   35・3%

そもそも「誤用」という言葉が適切かどうかも少し疑問です。「昔から慣用的・習慣的に使われてきた言葉が正しい」という価値観に立てば「怒り心頭に達する」「愛想をふりまく」は誤用ですが、「多くの人が正しいと認めれば正しい」という考え方を採用すれば、「誤用」でも何でもありません。

言葉というものは、相手に意図が伝わることが何より大事。伝わりさえすれば、文法的または慣用的に少々誤りがあっても、咎められるべきではないと思います。

過去エントリ合理的な誤用(「ら抜き言葉」など)にも書きましたが、私自身はできるだけ「誤用表現」を使わないように努めていますが、他人の「誤用」を注意するような真似は決してしません。

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タグ:誤用表現
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2006年06月28日

私の一人称

livedoorニュースに連載される「ファンキー通信」は、興味深い独特の視点から書かれていることが多いので、常に注目しています。

昨日は次のような記事が掲載されました。男性が使うべき一人称は何か? というテーマ。

【ファンキー通信】私、僕、オレ・・・自分を何と呼べば好印象を与えられる?

引用はしませんが、要するに、敬体(です・ます調)ならば「私」が無難で、常体(だ・である調)ならば「僕」や「オレ」が平均的とのこと。至って常識的な結論です。一人称以外の話題も書かれているので、興味ある方はリンク先へどうぞ。

さて、私自身は自分を何と呼ぶか。

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2006年06月21日

ガラコンサートって

gala
「ガラコンサート」という言葉を街角やCM等で時々見かけますが、意味を知りませんでした。疑問に思ったので調べてみました。Wikipediaによると、「ソリストの演奏を中心に組み立てられていて、交響曲などのソロ部分やオペラやオペレッタのアリアを演奏する。」だそうです。

要するに、楽曲のうち、一般大衆にもよく知られている箇所を抜き出して演奏するコンサート、という感じでしょうか。


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2006年01月18日

「産婦人科」が消える?

近年、「精神分裂病」が「統合失調症」に、「痴呆症」が「認知症」に、それぞれ言い換えられるようになりました。

近い将来、似たような言い換えが「産婦人科」にも適用されるかも知れません。

産婦人科から女性診療科などへ、名称の代案検討を要請(読売新聞)
総務省は18日、医療機関の診療科名として、「産婦人科」の代わりに「女性診療科」などの使用を認めるよう、厚生労働省に検討を要請した。

 総務省に、「産婦人科には妊娠や性病のイメージがあり、体調不良の高校生の娘を連れて行くにも心理的な抵抗がある」という相談が来たのがきっかけだ。

「産婦人科」→「妊娠 or 性病」と連想してしまうのは私には信じられません。世間では多数派なのでしょうか? 相談をした母親の感性や知識が偏っている可能性もあるのではないでしょうか?

「産婦人科」って、実情を的確かつ具体的に表現しているという意味で、相当合理的な呼称だと思っています。「産科」で妊娠&出産を、「婦人科」で子宮や卵巣の病気をはじめとする女性特有の疾患(もちろん性病はごく一部に過ぎない!)をカバーしているからです。代案の一つである「女性診療科」では、やや具体性が薄れてしまいます。

とは言え、私自身「婦人」という言葉に何となく古めかしいイメージを持っていることは確かですし、全国民に定着してしまえば「女性診療科」でも支障はないでしょう。

 医療機関が看板などに広告として表示できる診療科名は政令などで定められ、産婦人科には「産婦人科」「産科」「婦人科」しか認められていない。総務省は有識者の意見も聞いたうえで、政令改正を求めることにした。厚労省は医道審議会(厚労相の諮問機関)の意見などを踏まえて検討する方針だ。


そんなわけで私の意見は、「産婦人科」にも他の呼び方にも一長一短あるのでどちらでも構わない、となります。

ただ、一部の人のクレームをきっかけに気軽に(?)呼称を変えてしまうような風潮はこれで良いのかな、というのが少しだけ引っかかるところではあります。
posted by D Slender at 23:56 | ムンバイ 🌁 | Comment(0) | TrackBack(0) | 言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月19日

ピッチ

私はサッカーに疎い(Jリーグ発足前の平均的な巨人ファン中高年並み)のですが、2つ前の記事に引き続いてサッカー関連のエントリ。身の程知らず。

トヨタカップ決勝戦のピッチ侵入、スペイン人を逮捕(読売新聞)

このニュースの見出しを見て、昨年2月に別所で「ピッチ」についての文章を書いていたことを思い出しました(当時、ここは未開設)。以下、若干修正して転載します。

以下転載
posted by D Slender at 09:14 | ムンバイ 🌁 | Comment(1) | TrackBack(0) | 言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする