2007年12月01日

改正都市計画法への所感

改正都市計画法、30日全面施行・大型店郊外出店に制限(日経)
 大型店の郊外出店を制限する改正都市計画法が30日から全面施行される。空洞化に悩む中心市街地の再活性化を目的とする「まちづくり三法」見直しの一環。延べ床面積が1万平方メートルを超すショッピングセンターなどの郊外出店を規制。都市計画法の「工業」「第二種住居」「準住居」の3つの用途地域に定められた地域には原則出店できなくなる。

 病院や福祉施設、学校などの公共施設が郊外の市街化調整区域に移る場合も、市町村の許可が必要になる。中心市街地に商業や公共施設などの機能が集まるように促し、活性化につなげる狙い。改正法は昨年5月に成立し、すでに一部が施行されているが、進行中の出店計画に配慮して、出店規制の部分の施行を遅らせていた。


「空洞化に悩む中心市街地」というのは、主に非都会地域の問題なんでしょうねえ。非都会は大抵の場合車社会(車がないと非常に不便)ですから、駐車場が充実している郊外型の大型SCに人が集まってしまうのでしょう。一方、東京都や神奈川県東部などの都会地域では、中心市街地でも「空洞化」している印象はさほどありません。

今回の規制によって非都会地域の市街地再活性化が実現するかどうかは微妙だと思いますが、それは個人的にはどうでもいいです。何故なら、私自身は車に乗らない人なので、今後余程のことがない限り都会周辺に住み続ける予定だからです。

少々気になるのは、最近神奈川県でも駅から離れた立地の郊外型SCが目立っていること。私のような立場の人間にはメリットがありません。それに、今後の高齢化社会・エコ重視社会に対応するためには、都会人は徐々に車離れする方が望ましいと思われますが、大型SCはその流れに逆行しています。やや過激な私見ですが、都会地域の大型SCは駅から徒歩10分以内の立地を義務付けるとかしても良いと思っています。郊外型ではないかも知れませんが、「ららぽーと」はどの店舗も最寄り駅から徒歩10分以内で駐車場も完備していて、立地的には理想に近いと思います。個人的には駐車場などなくても構いませんが…

とは言え、現在の私が買い物にさほど不便しているわけではありません。日常の買い物は徒歩圏のダイエーやコンビニで済ませますし、大型電器店は近所に無いものの少し電車に乗れば駅近のビックカメラが利用できます。大量のまとめ買いはしませんし、大型商品は配達してもらえば良いので車など全く不要。唯一の難点を挙げるとすれば、私の住む地域では格安家具屋のニトリが駅の近くには無いことでしょうか。

ここで、ニトリの経営者様にお願いがあります。もっと駅の近くに立地してください。さもなくば、店舗に置いてある全ての商品を通販でも買えるようにしてください。そうすれば、私のニトリ評は格段に向上することでしょう。
posted by D Slender at 22:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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