私はマイナーな感性をもつ人間なので、油断するとそんな記事ばかりになってしまいます。個人のブログなので、皆の注目を意識する必要はないのですが、たまには大衆の目を意識してみましょう。
各所ブログを眺めていると、大量コメントがついて“炎上状態”になりやすい話題は2つあるようです。1つはある種の政治ネタ。もう1つは“マナー”についてのネタです。今回は後者に触れてみます。
少し古い話ですが、今年の4月にらくだのひとりごとというブログの
席を譲らなかった若者
というエントリに多数のコメントが殺到し(現在でも増えつつあります)、話題になったことがありました。詳しい内容はリンク先をご覧頂きたいのですが、簡単に言うと、電車の座席に座っていた若者に対し、立っていた高齢者が「最近の若い者は年寄りを立たせても平気なんだから」のような発言をしたところ、若者が「あんたたちさぁ、山は歩けるのに電車では立てないの? それっておかしくない? ……」のような発言を返したというエピソードの紹介です。コメント欄を見ると、若者を支持する派、支持しない派の様々なコメントが書かれていて、私には到底読み切れません。
さて、今更ながら、この件に対しての私の結論を書きます。コメント欄封鎖モードで。
断固として若者を支持します。更に、マナー違反を注意する行為一般についても、良くない場合が多いと考えます。
何故か。電車で席を譲る義務は誰にもないからです。「高齢者などに席を譲るのは望ましい」というのは多くの人が認めるところでしょうが、あくまでも“マナー”に過ぎず、客観的に明文化された“ルール”(ex.車内禁煙)ではありません。“マナー”に従うかどうかは、あくまでも個々人の判断にかかっています。
席を譲ろうとするのは“良いこと”ですが、“しなければならない”ことではありません。
この件に限らず、一般に、“マナー”を守らない人を注意する行為はとても失礼であると私は考えています。ましてや嫌味を言うのはもってのほか。どうしても席を譲って欲しかったら、低姿勢で若者にお願いするべきです。
マナー違反を注意する人に対して、注意を止めろとまでは言いません(私には言う権利もない)が、逆ギレされても仕方がないような失礼な行為であり得ることは肝に銘じておくべきでしょう。
ところで、ネットでも他人の“マナー違反”を名指しで注意したがる人が居ますが、個人的にはとても失礼な行為だと思っています。「マナーを守りましょう」のような呼びかけはいいですけどね。