2007年07月12日

作文“吊るし上げ”指導への所感

遅ればせながら、昨日のニュースで印象に残ったものを1つ。

奈良の小学教諭、特定の子で「彼の嫌なところは」作文指示(読売新聞)
 奈良市の市立小学校で5月、50歳代の女性教諭が、担任する3年生の学級(30人)の級友児童全員に、特定の男児1人について嫌いなところなどを作文に書かせ、男児の母親に渡していたことが、10日、わかった。

 級友に作文を書かせる際、男児は「やめて」と言ったが、女性教諭は聞き入れなかったという。市教委は「配慮に欠ける指導」などとして、男児らに謝罪した。

 市教委や関係者によると、女性教諭は、男児が授業中に教室内を歩いたり、私語を繰り返したりして落ち着きがないため、5月下旬の学級会の時間、級友に用紙を配り、男児について「嫌いなところや好きなところを書きなさい」と作文を指示した。男児にも、同様に書かせた。

 数日後、女性教諭は、体調が悪くなって早退する男児を迎えに来た母親に「クラスのみんなが息子さんについて思っていることです」などと言って作文を手渡した。夜になって男児の両親から苦情を受け、学校側が謝罪した。

 市教委に対し、女性教諭は「男児を排除する意思はなく、児童同士の思いが通じ合い、考えるきっかけにしてほしいと思って書かせた。判断が甘かった」と反省しているという。

 女性教諭は現在も担任を続け、男児も休むことなく通学しているという。

級友に“吊るし上げさせる”ような指導は、誰かに禍根を残す可能性がある(実際、今回は男児の親が苦情を申し出た)ので、避けられるなら避けるべきでしょう。他に方法があるなら、そちらを選択すべきです。仮に会社などの大人社会だったら絶対に許せない指導法です。

しかし、子供相手では事情が異なると思います。中学生以下の児童生徒は未熟なので、普通に注意した程度では改まらず、何らかの強烈なショックが必要な場合もあり得ます。今回のケースでは、何度注意しても授業妨害行為を止めなかったため、教諭は非常手段的指導法をとるに至ったのでしょう。だとすれば、一概に教諭を責めるのは如何なものかと思います。記事には明記されていませんが、指導を通じて男児の授業態度が改善したのであれば、教諭はお咎め無しが妥当で、生徒の親の苦情など握り潰すくらいが丁度良いと思います。それに、体罰や陰でのいじめ横行に比べれば“吊るし上げ”の方が百倍も千倍もマシです。

そもそも、この種の躾に関しては、親が多くの責任を負うべきだと思います(ADHDなどの障害を持つ児童ならば別ですが…)。

ところで、昨年3月のエントリに書いた通り、私の通っていた小学校では帰りのHRで一種の“吊るし上げ合戦”が行われていました。似たような経験をお持ちの方は少なくないでしょう。今回の奈良の事件は、20年くらい前なら無問題だった可能性があります。近年の風潮はこの種の行為に過敏気味だと思います。
posted by D Slender at 23:50 | ムンバイ 🌁 | Comment(1) | TrackBack(0) | 科学・教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
うちの子、この学級にいます。
他のブログなどでは子供のほうに問題あり戸の書き込みも見ますが、そんなことありません。
はっきり言って、先生が大変な人です。
わかりにくさが炸裂していて、普通の子でもいらいらした気持ちになります。
少しそわそわした子は、爆発します。
毎年、乱暴で、無秩序な学級になっています。
子供たちをよくないほうへと導くのです。
そして、絶対に仕事をやめません。
自分は悪くないと信じているから。
思い込み激しすぎ。独りよがりだ。
この先生こそ、自分しか見えない特性をお持ちじゃないかと思います。
50才をゆうに過ぎて、向いていないことがわからないのかなあ。
親も子も大変です。
Posted by せい at 2007年11月14日 15:14
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