昨年末頃から「痴呆症」が「認知症」と呼ばれ始めたことに昨日ようやく気付きました。世事に疎いもので…
「痴呆」という言葉を蔑視的に捉える人が居る、という理由での呼称変更です。
【参考1】「痴呆」に替わる用語に関する検討会資料(2004年6月 厚生労働省)
変更の経緯については、次の記事がわかりやすいです。
【参考2】「痴呆症」から「認知症」に名称変更(asahi.com)
厚労省の公開アンケートでは「認知障害」が最多の票を集めたものの、精神医学で既に使われている用語だったので「認知症」に決定したとのこと。
しかし、「認知症」という呼称に反対する人も多いようです。「●▲症」といえば「●▲という症状が現れる病態」を指すことが多いものです。「蓄膿症」「円形脱毛症」「尿毒症」などは全て該当します。ところが「認知」などという症状はありません。違和感の主な原因はコレでしょう。私自身も違和感を覚えます。
反対派からは、「認知障」や「認知失調症」のような代案も出されています。どう考えてもこちらの方がbetterだと思いますが、一度決まったことは簡単には覆らないもの。厚労省では今年2005年を「認知症を知る1年」と位置づけて普及に努めているので、いずれ定着してしまうのではないか、と消極的に予測しておきます。
それはそれとして、この問題の根源は「痴呆」を蔑視するような言動を行う人々の存在だと思います。私自身、日常の中で無意識のうちに蔑視的言動をしていないか自問しながら生きていこうと改めて決意した次第です。
【参考3】認知症(大阪大学人間科学部の篠原一光氏のWiki)
2005年05月25日
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