「バカジャコ」はダメ、差別語含む魚30種を改名へ(読売新聞)
改名するのは、日本魚類学会標準和名検討委員会が差別的と判断した「メクラ」「オシ」「ミツクチ」など九つの語を含む魚で、日本産の魚類約3900種のうち30種が対象。同様の言葉が「種」より上位の「属」や「科」などの分類単位に使われている例もあるため、計49の標準和名を同時に改名する。
同委員会は、「クロメクラウナギ」を「クロヌタウナギ」、「オシザメ」を「チヒロザメ」などとする改名案を作成しており、近く学会の評議員会に提案する。新しい標準和名は学会以外に拘束力はないが、博物館や水族館などにも使用を呼びかける。
標準和名検討委員会委員長の瀬能宏・神奈川県立生命の星・地球博物館主任研究員は「名前を変えても差別はなくならないという意見もあるが、誰もが抵抗なく使える標準和名にすることで、標準和名を安定化させる目的がある」と話す。
改名案の詳細については、次のpageをご参照ください。
差別魚名改名案(日本魚類学会)
「セッパリ」という言葉が「差別用語」と捉えられていることを初めて知りました。
幼い頃から、学研の図鑑を通じて「メクラウナギ」や「イザリウオ」などの存在は知っていましたが、これらの名前が差別になっているとは思いもしませんでした。いわゆる「差別用語」の問題は、捉え方が人によって異なるので、難しいものです。