2006年09月11日

流行語大賞と愚かな高野連

以前にも書きましたが、私は年末恒例の「流行語大賞」を高く評価してません。理由は2つ。1つは、ある種のメディアで頻繁にとりあげられた言葉が選ばれることが多く、余りテレビを観ない私の感覚に合わないことがあるから。もう1つの理由は、明らかに大衆に浸透したと思われる言葉でも、政治的な配慮で選ばれない場合があること(例えば昭和天皇逝去の1989年に「自粛」or「自粛ブーム」が選ばれなかったのは不満でした)。

早実の斎藤佑樹投手関連で「ハンカチ王子」が流行語大賞に選ばれるか否か、という話題が出ているようですが、これを「流行語」とするのには抵抗があります。特定メディア(フジテレビのワイドショー?)の人工的造語というイメージが私の中では極めて強いからです。

しかし、「流行語大賞」以上に私の評価が低いのは高野連という団体。

昨年の3月に書いたエントリ
 高野連の皆様の厳父の如き愛情
で、私は高野連を痛烈に批判しました。野球に直接関係無いことにまで口出しする非合理性と頑迷さ。私が知る限り、日本に現存するあらゆる団体の中で、最も馬鹿者が集まっているのが高野連だと思います。

で、その高野連がまたやらかしました。
「ハンカチ王子」流行語大賞最有力も高野連がアウト〜(報知)
 日本高野連・山口雅生事務局長は「個人への賞授与は過去に例がない。流行語大賞の受賞は認めるわけにはいかない」ときっぱり。高〜い壁としてそびえるのが「日本学生野球憲章」のアマチュア規定。山口氏は「高校野球で得た名声で、学校や個人はいかなるものも授受してはなりません」とアマチュアリズムに反すると解説。「民間企業のPRの一環はおろか、たとえ、地元の商店街の感謝状のたぐいでも(受賞は)いけません」とダメ出しした。


流行語大賞審査委員会の皆さんに一つ提言。ここは一つ、馬鹿高野連の戯言など無視して、斎藤佑樹投手に強引に流行語大賞を贈ってみてはいかがでしょうか。高野連アマチュア規定に法律的な拘束力など無いわけですし、あくまでも審査委員会の独断ということにすれば、斎藤投手の今後の野球人生に支障は生じないでしょう。そうすれば、必然的に「流行語大賞vs.高野連」の構図になりますが、世間の大勢は流行語大賞側を支持するはず。高野連の馬鹿どもに己の頑迷さを思い知らせる良い機会になりそうです。
(まあ、流行語大賞も世間に波風立てるのを避ける団体なので、実現しないでしょうが…)

【追記】このエントリでは「馬鹿」という侮蔑語を用いています。私はWeb上でもリアルでもこの種の言葉を使うことは皆無に等しいのですが、今回は例外的に、高野連に対する強烈な嫌悪感を強調するために敢えて使用しました。
タグ:高校野球
posted by D Slender at 16:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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