オツオリさん ケニアで交通事故死(スポニチ)
箱根駅伝初のケニア人選手として活躍したジョセフ・オツオリさん(37)が、母国で交通事故のために死亡していたことが31日、分かった。選手兼コーチとして所属する重川材木店の重川隆広総監督が明らかにした。別のケニア人選手がオツオリさんの夫人に確認したところ、現地時間の30日午後7時ごろ、オツオリさんが自動車を運転中にバスと正面衝突したという。8月上旬からケニアに帰国し、当初の予定では9月5日に再来日することになっていた。
私は、この人の活躍を機に、毎年箱根駅伝を欠かさず観るようになりました。今でも、山梨学院大(以下、山学大と略す)を毎年応援しています。
オツオリさんは山梨学院大時代の89年に箱根駅伝の花の2区でいきなり7人抜きを演じ“箱根の怪物”と騒がれた。3年連続で区間賞を獲得し、4年時には母校を見事初優勝に導いた。卒業後はトヨタ自動車で活躍。ケニアに帰国して指導者も経験し、04年10月には新潟市を拠点とする重川材木店に入社し、建築技術者と陸上の両立を目指していた。
1989年の7人抜きのときの山学大の総合順位は7位。このときはまだオツオリだけが強いチームという印象がありました。しかし、翌年以降の山学大は確実に順位を上げていき、1990年は4位、1991年は2位、そして1992年はついに初優勝。オツオリに刺激され、彼以外のメンバーも強くなっていったのでしょう。オツオリ卒業後も山学大は2回優勝、上位入賞も何度も果たしています。山学大駅伝チームにとって大功労者であることは間違いないでしょう。
交通事故……残念でなりません。
ところで、9月4日(月)に放送されるテレビ朝日の番組クイズプレゼンバラエティー Qさま!!にオツオリ氏が出演しているそうです。滅多にテレビを観ない私ですが、これは観ておこうと思います。