2005年02月13日

裁判員をやってみたい?

ご存知の方が多いと思いますが、「裁判員制度」とは、国民から無作為に選ばれた裁判員が,殺人,傷害致死などの重大事件の刑事裁判で裁判官と一緒に裁判をするという制度です。詳しくは、たとえば法務省のpage「あなたも裁判員!」などをご参照ください。昨年の5月に「裁判員の参加する刑事裁判に関する法律」が成立し、その結果、2009年5月までには裁判員制度が始まることが決定しています。

さて、最近のNHKの世論調査の結果によると、
 裁判員 なりたくない人64%(NHK)
だそうです。
 
私も、現状では「なりたくない」に一票。裁判員になることによって、仕事に差し支える可能性が大だからです。

一応、「やむを得ない事由」があれば裁判員になるのを辞退できると定められています(参考)。でも、これだと「やむを得ない」の基準が曖昧で、揉める可能性があると思います。

個人的には、法律で「被雇用者が裁判員になった場合、その期間中の収入は減少せず、仕事復帰後も以前の待遇と給与を維持することを雇用者に義務付ける」と定めてくれれば、「裁判員になりたい」に一票を投じてもいいです。

─────
ここからは後日の追記です。

法務省Q&Aの第11問
Q11 裁判員になったことで事件の関係者から脅しや嫌がらせを受けるというように,嫌な思いをさせられることはありませんか

に対する回答pageの中に、次のように書かれています。
滅多にないことかも知れませんが,裁判員やその親族等に対する加害行為がなされるおそれがあるような事件で,裁判員の関与が非常に困難と認められるような,ごく例外的な事件については,裁判員は参加せず,裁判官のみで裁判をするという制度も設けられています

法務省は一応大丈夫と言っています。勿論実際の運用上で何が起こるか分かりませんから、不安は完全に払拭されないかも知れません。

また、私が上で最も心配していた仕事関連の事項については、同じpageに次のようにあります。
裁判員の仕事をするために必要な時間は職場を離れることができることが法律で保障されていますし,裁判員の仕事をするために仕事を休んだこと等を理由として事業主がその人を解雇するなどの不利益な取扱いをすることは法律で禁止されています。

これが厳格に守られるなら、裁判員をやっても良いかな、という気がします。ただ、労働時間を守らないなど、信頼できない経営者がたまにいますからねえ。経営者の皆さんは法律を遵守してくださいね。
posted by D Slender at 23:41 | シンガポール ☁ | Comment(2) | TrackBack(3) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちはrikaです。私もできれば裁判員はやりたくないです。どっかの映画みたいに逆恨みされてもいやですね
Posted by rika at 2005年02月14日 17:55
rikaさん、はじめまして。

>逆恨みされてもいやですね
凶悪な刑事事件を扱うわけですから、その可能性は無いとはいえないですよね。

実は先程本文に追記したのですが、法務省はその点は大丈夫だろう、とは言っています。

ただ、法律的には大丈夫であっても、実際に安全とは限らないですからねえ。
Posted by D Slender at 2005年02月14日 22:55
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