5/22に発表された現時点での政府の対応は以下の通りです。

検疫時の停留という名の軟禁は行わないことになったようです。政府関係者は私の文章を読んだのでしょうか? それは良いとして、気になる点が2つあります。1つは、インフルエンザのような感染力が極めて強い感染症で、地域を2種類に分けることに意味があるのか、という疑問。もう1つ気になるのは「患者が少なく、感染拡大を防止すべき地域」における患者の「全員入院」という措置です。今回のインフルエンザのような致死率が高くない感染症での強制入院などナンセンスの極みだと思います。ここを読んでいる政府関係者は今すぐ考えを改めるべきです。もし政府が考えを変えないならば、仮に私がインフルエンザを発病したとしても病院にも行かずに届けも出さずに自宅療養で治します(それでもほぼ確実に治癒するのだから問題なし)。インフルごとき(と敢えて言い切っておきましょう)で入院するなどまっぴらごめんです。
今回の新型インフルエンザに対する対策としては、少なくとも今のところは通常の季節性インフルエンザのもので十分だと思われます。万一ウイルスが“変異”して強毒化する兆しが見えたとしたら(これは相当な低確率だと思いますが)、そのときに方針を転換すれば良いでしょう。
そんなわけで、インフルエンザに対する日本政府の現時点での対応は、多少はマシになったとは言え依然として大げさかつやり過ぎだと思います。