2006年01月18日

「産婦人科」が消える?

近年、「精神分裂病」が「統合失調症」に、「痴呆症」が「認知症」に、それぞれ言い換えられるようになりました。

近い将来、似たような言い換えが「産婦人科」にも適用されるかも知れません。

産婦人科から女性診療科などへ、名称の代案検討を要請(読売新聞)
総務省は18日、医療機関の診療科名として、「産婦人科」の代わりに「女性診療科」などの使用を認めるよう、厚生労働省に検討を要請した。

 総務省に、「産婦人科には妊娠や性病のイメージがあり、体調不良の高校生の娘を連れて行くにも心理的な抵抗がある」という相談が来たのがきっかけだ。

「産婦人科」→「妊娠 or 性病」と連想してしまうのは私には信じられません。世間では多数派なのでしょうか? 相談をした母親の感性や知識が偏っている可能性もあるのではないでしょうか?

「産婦人科」って、実情を的確かつ具体的に表現しているという意味で、相当合理的な呼称だと思っています。「産科」で妊娠&出産を、「婦人科」で子宮や卵巣の病気をはじめとする女性特有の疾患(もちろん性病はごく一部に過ぎない!)をカバーしているからです。代案の一つである「女性診療科」では、やや具体性が薄れてしまいます。

とは言え、私自身「婦人」という言葉に何となく古めかしいイメージを持っていることは確かですし、全国民に定着してしまえば「女性診療科」でも支障はないでしょう。

 医療機関が看板などに広告として表示できる診療科名は政令などで定められ、産婦人科には「産婦人科」「産科」「婦人科」しか認められていない。総務省は有識者の意見も聞いたうえで、政令改正を求めることにした。厚労省は医道審議会(厚労相の諮問機関)の意見などを踏まえて検討する方針だ。


そんなわけで私の意見は、「産婦人科」にも他の呼び方にも一長一短あるのでどちらでも構わない、となります。

ただ、一部の人のクレームをきっかけに気軽に(?)呼称を変えてしまうような風潮はこれで良いのかな、というのが少しだけ引っかかるところではあります。
posted by D Slender at 23:56 | ムンバイ 🌁 | Comment(0) | TrackBack(0) | 言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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