取扱いに最も注意を要する話題は「ナチスまたはヒトラー」、次いで「原爆」だと思われます。日本国内と一部の国々においては「先の大戦における日本軍の侵略行為」も相当な要注意トピックです。
「ヒトラーおじさん」偉人 アイドル不適切発言でテレ東謝罪(産経新聞)
テレビ東京が4日放送したバラエティー番組「よろセン!」で、アイドルタレントがナチス・ドイツの独裁者、ヒトラーを「世界の偉人」として紹介したとして、同社は8日、「誤った歴史認識に基づく不適切な内容でした」としてウェブサイト上で謝罪した。
放送されたのは、同番組の「世界偉人DEN!」のコーナー。アイドルグループ「℃−ute」のメンバーがヒトラーを「ヒトラーおじさん」と呼び、その演説には癒しの効果があったなどと紹介。放送後、ネット上の掲示板などで批判の声が上がっていた。
番組の制作会社、エス・エス・エムも公式ブログで謝罪。原因について「社内のチェック体制が甘かった」と説明している。
【関連リンク】テレビ東京の謝罪page
ヒトラーは当時のドイツ民衆の多数を魅了する能力を持っていたわけで、少なくともその意味で偉大であったことは確かだと思います。だとしても、メディアや公の場で“偉大”や“偉人”などと形容することは許されないわけです。こんな現状を好ましくないと思う人も居るようですが、ドイツは第2次大戦の敗戦国だから仕方ないわけです。戦後60年以上経っているから構わないではないか、という論理は通用しないのが現実です。
戦勝国の歴史認識に従わざるを得ない(たとえそれが不正確な認識であったとしても)のが戦敗国の定めです。だからこそ、滅多なことで戦争なんかしてはいけない、と私は思っています。